交通事故コラム

2016.01.15更新

交通事故被害に遭い、お金に困っている場合 ~はじめに

交通事故の被害に遭われた方の中には、怪我をして仕事を休んだり、事故が原因で退職を余儀なくされたりしたことで収入が途絶え、生活に困っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。怪我の内容・程度によっては、治療期間、休業期間が長期化し、それに比例して経済的な負担が増していくことも少なくありません。

 

相手方が任意保険会社に加入している場合には、通常、その保険会社が治療期間中の治療費の支払いや休業補償をしてくれることになりますが、怪我や過失割合の内容等について争いがある場合においては、保険会社が治療費の支払いや休業補償をすることを拒むこともあり得ます。では、交通事故被害に遭い、お金に困る状況に追い込まれた場合、どうしたらよいのでしょうか。

以下、事故後の治療費や生活費を捻出する方法をご紹介いたします。

 

(1) ご自身が加入している保険を活用する

(2) 相手方保険会社に内払金を請求する

(3) 自賠責保険に仮渡金請求をする

(4) 自賠責保険に被害者請求をする

(5) 裁判所に仮払い仮処分の申し立てをする

(6) 生活資金貸付制度を利用する

 

いくつかの方法を挙げましたが、いずれの方法も利用する上での要件や基準があり、全てのケースで有用というわけではありません。ご自身のケースでは、どの方法をとることが可能か、どの程度の費用を賄えるかをきちんと検討することが重要です

 

しかし、きちんと検討するためには、制度、手続、法律、保険等、専門的な知識が不可欠なため、ご自身で判断することは極めて難しいといえるでしょう。最善の方法を選択するためには、専門家にご相談されるのが一番だと思いますが、より詳しい内容を知りたいという方のために、次回から上に挙げた各方法について説明をしていきたいと思います。  

 

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