今月(令和元年12月1日)、「ながら運転」を厳罰化した改正道交法の施行令が施行されたことをご存知ですか?
ご存知の方も、詳しくは知らない・・・という方もいるのではないでしょうか。
運転中のスマホ使用、カーナビ注視など「ながれ運転」をした場合の違反点数、罰則、反則金が約3倍に強化されました。
また、ながら運転をして事故を起こすなど交通の危険を生じさせた場合の違反点数は、免許停止となる6点に変更されました。
ながら運転をして事故を起こすと「一発免停」になる可能性があるのです。
政府広報オンラインによれば、2018年に発生したながら運転に起因する交通事故は2790件も発生しています。
5年前の2013年は2038件でしたので、この5年間で約1.4倍に増加したことになります。
携帯電話使用などながら運転による交通事故死亡事故は42件。
防げるはずであっただけに、残念という言葉では表しきれない数字です。
運転中にスマホやカーナビを操作したり画面を見たりするのは大変危険な行為です。
繰り返しながら運転による交通事故のニュースが報道されているにもかかわらず、未だにながら運転をしているドライバーがいるのが現状ですが、この厳罰化を契機にドライバーの意識が変わることを願いたいものです。
ながら運転をしたことにより交通事故を起こし、相手方に怪我を負わせてしまった場合、加害運転手の過失割合は当然大きくなります。
運転者の責任は極めて重いのです。
ながら運転をするドライバーには、「ちょっとくらいいいだろう」、「ばれなければ大丈夫だろう」、「急いでいるから仕方ない」という甘え、慢心があるのでしょうが、悲しい事故をなくすために、1人1人と意識を変えていく必要があります。
日頃から交通事故案件を多く目にする立場からは
「事故を起こしてから後悔しても遅い」
「自分や大切な人が加害者・被害者になる可能性を減らすためにも、ながら運転は絶対NG」
ということを強くお伝えしたいと思います。
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