交通事故コラム

2015.09.02更新

むちうち等の神経症状と天候との関係について

昔から「雨が降ると古傷が痛む」と言われますが、交通事故被害に遭われた方の中には、雨の日に首の痛みや頭痛が酷くなり辛い思いをされている方も多いのではないでしょうか。

 

雨の日に、むちうちの症状が酷くなることには、「気圧」の影響があると言われています。気圧が下がることで、神経や血管などが圧迫され症状が酷くなるのです。

 

梅雨の時期は特に、毎日のように気圧が低い状態が続きますので、痛みや重だるさが増長されてしまいますので、天気の影響によって症状が悪化したときは、体を温めて血行を良くすると効果的です。

 

よく、交通事故からしばらく経って、症状が大分改善したからと通院をスパッとやめてしまう方がいます。しかし、梅雨の時期や寒い時期など、天候や気温によって症状が悪化することも多くありますので、安易に通院をやめてしまうことには注意が必要です。いったん、治療をやめてしまうと、後で症状がぶり返した時に治療を再開したいと思っても、交通事故とは関係ない治療ということで、治療費等を賠償してもらえない可能性があるからです。神経症状は目に見えない分、完治したかどうかもわかりづらく、また、長引くことも多いため、厄介な後遺症となりがちです。

 

症状が軽快したとしても、痛みなどが残存している限りは主治医の先生と治療についてよく話し合いましょう。

 

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